ラッキートリガーとは?3.0プラス(LT3.0+)との違い

パチンコ業界に革命を起こした「ラッキートリガー」。この新機能の登場により、一撃大量出玉への期待感が高まり、多くのファンを魅了しています。

さらに、令和7年7月7日、7揃いのメモリアルな日にあわせて、新基準のラッキートリガーが登場します。「LT2.0」からさらに進化を遂げた「LT3.0」に加え、飛躍的にゲーム性を向上させる”プラスα”の機能を搭載した新機種が導入予定です。

この記事の内容

【新機能】ラッキートリガー3.0プラス(LT3.0+)とは?

日本遊技機工業組合は4月8日(火)、「LT(ラッキートリガー)3.0プラス」発表会を行い、令和7年7月7日から「ラッキートリガー3.0プラス(LT3.0+)」を搭載した機種が順次導入予定と発表しました。

従来のラッキートリガーとの違いは下記です。

仕様従来(LT2.0)新性能(LT3.0+)
大当り確率1/198.01/349.0
初当りを含む獲得出玉期待値3,000個6,000個
LTによる獲得出玉が占める割合2,000個
(3,000個の2/3)
4,800個
(6,000個の4/5)
初当りのLT突入割合約21.1%約50.5%
トータルLT突入率約1/938約1/691
LT突入時の期待出玉9,500個9,500個

LT突入率が最大50%から80%まで緩和

ラッキートリガー3.0プラスの大きな特徴は、2.0に比べ突入率が高くなったことです。ラッキートリガー1.0ではすべての大当たりで獲得できる期待出玉のうち、ラッキートリガーでの出玉が占める割合が2分の1以下に制限されていましたが、ラッキートリガー3.0では5分の4以下にまで緩和されました。

これまではラッキートリガー搭載の条件を満たすために、獲得出玉の少ない”チャージ”と呼ばれる単発大当たりを搭載する必要がありましたが、ラッキートリガー3.0プラスではそのチャージが必要なくなり、ラッキートリガー突入率が高まります。

初当たり出玉期待値が3200個未満から6400個未満に変更

ラッキートリガー2.0までは”初当たりを含む大当たりで獲得期待出玉”が3200玉未満に制限されていましたが、3.0ではスマパチ限定で6400玉未満にまで増えました。

つまり初当たりから大量の出玉を期待できるという性能に変わるためユーザーとしてはより恩恵を受けれる

ラッキートリガーとは?

ラッキートリガー(Lucky Trigger/LT)とは…
2024年3月から導入された従来のパチンコ機における「総量規制」を一時的に超えることができるというもの。

最大の特徴は、出玉の総量規制が緩和されたことにより生まれた高性能な出玉システムです。従来の規制では連チャンモード突入時の期待出玉上限が6400個でしたが、ラッキートリガーでは9600個まで引き上げられ1回の大当たりで従来の1.5倍の爆発力が実現可能になりました。

実際の仕様としては、大当たり確率1/200以上の台(主に甘デジ・ライトミドル)に搭載され、ラッキートリガーへの突入確率は機種によって異なりますが、概ね初当たりの20~35%程度となっています。

突入すれば、継続率約85%×ALL1500個といった高性能RUSHが体験できるため、一撃での大量獲得が可能です。

パチンコ業界の活性化を目指し導入

ラッキートリガーが生まれた背景には、パチンコ業界の活性化を目指す動きがあります。

近年のパチンコ業界は、ユーザー離れや市場縮小という課題に直面していました。2023年6月に行われたパチンコ遊技機の内規改訂により、出玉の総量規制が緩和され、より大きな出玉を可能にするラッキートリガーが誕生しました。

この新機能は、パチンコユーザーに新たな楽しみ方を提供すると同時に、業界全体の盛り上がりを創出することを目的としています。

かつてのCR機MAXタイプを思わせる「当たればデカい」という遊技感を現代に蘇らせることで、ギャンブル性を求めるユーザーの期待に応えています。

魅力は圧倒的な爆発力

ラッキートリガーがプレイヤーの間で話題となっている理由は、その圧倒的な爆発力にあります。

一撃で大量出玉を獲得できる可能性があるため、「一発逆転」「大勝利」を求めるパチンコファンの心を掴んでいます。

また、2024年7月以降は「ラッキートリガー2.0」として規制がさらに緩和され、スマパチ(スマートパチンコ)限定でラッキートリガーへの突入確率が向上しました。

初当たりの約5回に1回だった突入率が約4回に1回まで上昇し、プレイヤーがラッキートリガーを体験する機会が大幅に増加しています。

さらに2025年7月7日からは「ラッキートリガー3.0プラス(LT3.0+)」が導入予定で、さらなる進化が期待されています。

これにより、大当り出玉のうちラッキートリガーが占める割合が大きくなり、出玉性能の高いラッキートリガーに入りやすくなります。

ラッキートリガーのスペック別継続率

ラッキートリガーの出玉性能は機種によって異なりますが、基本的には従来機種の1.5倍の総量出玉が期待できます。具体的には以下のような性能の違いがあります。

甘デジタイプ(確率1/100前後)

初当たりが非常に軽く、ラッキートリガーへの突入率も比較的高め。ただし、継続率はやや抑えめの設計が多い傾向にあります。例えば、継続率70〜75%程度のST機が多く見られます。

ライトミドルタイプ(確率1/150〜1/200前後)

バランス型の設計が多く、初当たりとラッキートリガー突入率、継続率のバランスがとれています。大当たり確率1/199程度で、ラッキートリガー突入率25〜30%、継続率80%前後といった仕様が多く見られます。

ミドルタイプ(確率1/300前後)

図柄の揃わない「残念当たり」を設けることで、実質的な初当たり確率をミドル機並みに調整している台もあります。ラッキートリガー突入時の爆発力は最大級で、継続率84%以上の高性能RUSHが期待できます。

大当りからラッキートリガー発動までの流れ

ラッキートリガーの発動までの流れは、機種によって異なりますが、一般的なパターンをご紹介します。

STEP
通常時の大当たり獲得

まずは通常時の図柄揃いや役物入賞などで大当たりを獲得します。

STEP
ST/時短突入

大当たり後、多くの場合はST(Special Time)や時短状態に突入します。

STEP
条件達成

ST/時短中に特定の条件(例:大当たり2回獲得、特定図柄での当選など)を達成すると、ラッキートリガーが発動します。

STEP
ラッキートリガー発動

派手な演出とともにラッキートリガーが発動し、高性能RUSHに突入します。

例えば、「P【超甘LT】江頭2:50inナナシー」では、初当りの10.9%でBAN解禁タイム突入、BAN解禁タイム中に大当りを重ねることでラッキートリガーに発展するという流れになっています。

ラッキートリガーの突入率やタイミング

ラッキートリガーへの突入率は機種によって異なりますが、概ね以下のようなパターンが見られます。

突入タイミング
初当たり直後初当たり時に一定確率(0.4〜10%程度)で直接ラッキートリガーに突入
ST/時短中ST/時短中の大当たりで一定確率(10〜50%程度)でラッキートリガーに突入
条件達成時特定の条件(例:ST突破、特定回数の大当たり獲得など)を達成した場合に突入

目安として、ラッキートリガーへの通常時からの突入確率は、甘デジタイプで1/500〜1/1000程度、ライトミドルタイプで1/800〜1/2000程度となっています。

終日打ち続けてもラッキートリガーに入らないリスクはあるものの、入れば大量出玉が期待できるという「ハイリスク・ハイリターン」が魅力です。

ラッキートリガー搭載機の時短やRUSHなどモードの特徴

ラッキートリガー搭載機のモード構成には、以下のような特徴があります。

  • 時短システム
    初当たり後の時短は20〜100回程度が一般的。この時短中に大当りを獲得することで次のステージに進む設計が多いです。
  • ST(Special Time)システム
    一定回転数の間、高確率状態で遊技できるSTシステムを採用する機種が多く、ST回転数は15〜175回転と幅広く設定されています。
  • RUSH構成
    2〜3段階のRUSH構成を持つ機種が多く、最終段階がラッキートリガーとなるケースが一般的です。例えば「連チャンゾーンは3段階構成」といった具合です。
  • モード選択機能
    通常時に「超シンプルモード」などの消化効率重視のモードを選択できる機種も登場しており、短時間で多くの回転数を消化したいユーザーにもおすすめです。
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